ノラネコのエサやり是か非か 全国各地でトラブル続発

http://www.j-cast.com/2007/11/08013139.html

地域猫」とは、1997年に横浜市磯子区で提唱され、2年後に同区のガイドラインにまとめられた考え方だ。磯子区生活衛生課によると、「特定の飼い主がいないネコの対応を何とかしよう」と同課職員や獣医師会、自治会などが相談して考え方をまとめた。「地域で世話をする人が避妊・去勢手術などネコの管理をきちっとすることを通じて、そうしたネコを減らしていこうというもの」(同課)だ。
ところが、北九州市の例では、「地域猫」の考え方が理解されずに、住民とトラブルになっている。その背景には、ネコにエサをやる人にはまだ、その結果に責任を持たない人がいることもあるようだ。実際、同市では、エサやりによるノラネコが増えているためか、ペットも含めてネコへの苦情が、06年は6年前の倍近い328件に増えている。

地域猫」という考え方は、この記事で初めて知りましたが、野良猫と、特定の家庭等で買われている飼い猫との間の中間概念で、なかなかおもしろく、うまい考え方、という気がします。ただ、この記事でも指摘されていますが、特に、経済的な負担が生じるようなことについて、誰が責任を持って「世話」して行くかということが、うまく進みにくいということも言えるように思います。
野良猫と言っても、見ればかわいさが募り、ついエサをやってしまうものですが(私も、昔、広島の実家で生活していたころは、よくそのようにしていました)、なかなか難しい問題をはらんでいることが、この記事を読んでわかりました。
こういったことが話題になり記事にもなる日本は、やはり平和な国なのでしょう。