<弁護士逮捕>容疑者に「自白するな」 脅迫容疑で宮崎地検

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071009-00000139-mai-soci

容疑者は06年11月2日、東京都千代田区の警視庁麹町署の接見室で、振り込め詐欺の容疑で逮捕された20代の無職男性容疑者=その後起訴=に接見。男性が「黙秘はきつい。正直に話したい」と話すと、接見室の仕切りをたたいて「ふざけるな。実家も知っているからどうなっても知らないぞ」と脅した疑い。

脅迫における害悪の告知は、必ずしも明示のものに限られないので、状況如何によっては「どうなっても知らないぞ」で脅迫になる場合もあるとは思いますが、いかにも「弱い」脅迫、これで脅迫?という印象を受けます。傘で殴るほうが、よほど悪質なのではないか、という気もしますが。
先日、広島で、接見の際に脅迫した、として起訴された弁護士が無罪になりましたが、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20070724#1185208810

いかにも弱げな脅迫、という点で類似しているような印象も受けます。
選挙違反事件の捜査、公判で致命傷を負った鹿児島地検に続いて、宮崎地検が大きく失敗し、それでなくても失墜しつつある検察の威信をさらに失墜させることにならなければ良いが、と思いました。