「警官に殴られた」被疑者ノートを大阪地裁が証拠採用

http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20070514p102.htm

「髪を持って引きずられ、土下座の姿勢で靴で頭を10回、顔を1回けられ、唇が切れてはれた」「あごを裏拳で10回殴られた。脱いだ靴で頭を5回殴られた」
状況をノートに書かせ、顔などを撮影した写真と一緒に添付し証拠保全を地裁に請求。地裁は請求を認め、改めてけがの様子を撮影するなどの検証を行った。

裁判所による証拠保全が迅速に行われたことが、このような結果になる上で大きかったのではないかと思います。
この種の問題が発生した場合は、積極的に活用すべき制度であると言えるでしょう。
昔から、裁判所が宣告する刑は、東京では求刑の8掛け、大阪では求刑の6掛け、その差は警察でやられている分で、裁判所が、かわいそうに思って引いてくれている、という話がありますが、上記のような事件に接すると、冗談とばかりは言っていられなくなります。