北の薬物 狭める包囲網 国連会議、日本が勧告案

http://www.sankei.co.jp/kokusai/korea/061203/kra061203000.htm

北朝鮮は、最終日の採決直前、在タイ大使館員とESCAP(国連アジア太平洋経済社会委員会)代表部員の2人が、突然議場に乗り込んだ。
北朝鮮は会議加盟国でないにもかかわらず、2人は会議事務局に「わが国は国連加盟国であり、会議への参加を拒む理由はない」「議席をよこせ」などと大声で怒鳴り立て、議場は騒然としたという。

北朝鮮の大使館員らはこの席で、「日本の発表は、国際社会での(北朝鮮に対する)名誉棄損である。薬物はわが国でも違法であり、厳しく取り締まっている。日本こそ、しっかり取り締まったらどうか」「日本の勧告案は、わが国を陥れようとする誹謗(ひぼう)中傷で、政治的な意図を感じる」などと、約5分にわたり気色ばんだ。

結局、北朝鮮に同調する国は皆無で、全会一致で勧告案が採択された、というところに、北朝鮮の主張に信憑性がなく、各国が北朝鮮に極めて厳しく見ている、ということを示していると言えるでしょう。
焦れば焦るほど、アリ地獄のように落ちて行くこの状態を、どこで食い止めようとしているのか、わかりませんが、このままでは、本土決戦を叫んでいた段階における戦前の日本と同様、亡国の道しか残っていないように思います。