宮内被告、矛盾突かれ言葉詰まる・ライブドア堀江公判弁護側尋問

http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=NN000Y750%2026092006

私は、この証人尋問を見ていませんから、あくまで印象ですが、弁護人は、開示を受けた大量の電子メールを徹底的に分析して反対尋問で活用したようですから、数か月前、数年前のことを、ミクロの視点で聞かれれば、言葉に詰まる場面が出るのは、むしろ当然のことでしょう。問題は、証言が、枝葉末節ではなく根幹部分において、信用できると言えるかどうかです。そういった信用性は、その人の証言だけではなく、他の証言や証言以外の証拠(電子メールなど)との整合性も考慮された上、最終的に裁判所によって評価、決定されます。
弁護人は、反対尋問でかなり追及を重ねて、証人を苦しめたようですが、表面的な部分に目を奪われて、この証言は崩れた、信用性が否定された、と即断するのはまだ早いのではないかというのが、私の印象です。