「司法修習生雑話」

http://blog.goo.ne.jp/sleepingcat_2006/e/5f672e7cd8af29adc1bd1bd5d787e399

ボツネタ経由。
昔、司法研修所にいた際、本来は司法修習生がいない日だったと思いますが、図書館に用事があったので、図書館事務室受付前で、中にいる人に声をかけようとしたところ、内部で、研修所の職員が、修習生の悪口を思い切り言い合っていて、「あいつら、ほんと、馬鹿よねー」「頭悪いのよ、結局」などと罵倒しているのが聞こえました。修習生がいないと思い込み、たまったストレスでも発散させていたのかもしれません。
日頃、なかなか聞けない本音が聞けるため、しばらくじっくり聞かせてもらった後、「あのー」と声をかけると、中にいた人々は、かわいそうなくらい動揺していました(笑)。笑顔を取り繕って出てきた職員の豹変ぶりが滑稽で、この人達は、こうして表裏を使い分けて生きているんだな、国民に対してもこういう接し方をしているのかな、と、強く印象に残った記憶があります。
今なら、どこかの匿名掲示板にでも書き込んで、大きな祭りでも始まるところかもしれませんが、当時は、幸いにして(?)、インターネットもなく、そういうことにはなりませんでした。
それぞれの立場で、言動には十分注意すべき、ということでしょう。今後は、司法修習生だけでなく、裁判員も、上記のような陰口の対象になってくる可能性があると感じるのは、私だけではないでしょう。