彩香さん水死 秋田県警の「事故」判断に落ち度は

http://www.asahi.com/national/update/0719/TKY200607190090.html

司法解剖の結果、頭部の陥没骨折が判明したが、県警はこの傷を発表しなかった。過って川に転落した際にできた傷と考えても矛盾しなかったことなどから、重視もしていなかった。解剖が終わったあと、県警幹部は「これで一件落着だな」と話していた。

この問題で、今、私が一番疑問を感じているのは、頭部の骨折があり、しかも、他の記事によれば生活反応があった、という事情があったにもかかわらず、事件性を疑わず、早々に事故視してしまった、という点ですね。
間抜けな捜査官が「あー、終わった終わった」などと一件落着視している案件の中に、こういった重大な事件が潜んでいるということは、考えてみると恐ろしいことです。本件では、遅まきながら真相が解明されようとしていますが、真相が解明されることなく永遠に闇から闇へ葬られている「事件」が、他にももっとあるのではないか、警察は一体どこを見て何をやっているのか、という国民の根深い不信感こそが、警察の威信を低下させ、真相解明への国民の協力を得にくくさせ、ますます真相解明が困難になる、という、一種の泥沼、蟻地獄へ警察を落ち込ませ追い込む、ということを、つまらない言い訳をしている暇があったら、よくよく考えてみるべきでしょう。>秋田県警
また、この問題を、一地方警察の単なるちっぽけな不祥事、と軽視すべきではなく、刑事警察が自滅し国民の信頼を失いつつあることを象徴している、という、強い危機意識を持って臨む必要があると思います。>警察庁