神戸刑務所で受刑者が死亡 同房の受刑者から暴行受けた後

http://www.asahi.com/national/update/0506/TKY200605050164.html

暴行を受けた受刑者は唇から出血するなどしていたが、准看護師の刑務官が「意識や視力などに異状はみられず、医師にみせる必要はない」と判断。2人を別々の部屋に隔離して就寝させた。

その後、容態が悪くなり、急性硬膜下血腫で死亡した、ということですが、すぐに医師の診察を受けさせなかったことが、今後、問題になることは確実でしょう。
また、この事件の背景には、

同刑務所は収容率が120%を超えており、約900ある独居房の一部は、2人ずつ収容しているという。同刑務所は「トラブルの原因は不明」としているが、「一般的に独居房に2人収容すれば、トラブルは起きやすい」と認めている。

という事情があるようですが、独居房(私も見たことがありますが、結構、狭いです)に2名収容すれば、狭いところに押し込められた形になって、何かとトラブルが起きがちになるのは必定です。
過剰収容問題の深刻さを浮き彫りにする事件と言えると思います。