捜査ミス明らかに 宇都宮の誤認逮捕・起訴

http://www.shimotsuke.co.jp/hensyu/news/060421/news_4.html

文書によると、取り調べの問題点は「違法な誘導はなかったが、知的障害の理解不足から、緊縛状況などの発問に一部不適切な点があった」とした。
捜査管理の問題点については「経験豊富な取調官をあてるべきだった」と指摘。さらに写真で犯人かどうかを確認する「写真面割り」を、被害者二人に同時行っため「被害者同士の会話や取調官の会話から被害者が(犯人との)先入観を持ってしまった」とした。また一件の事件では「重要事件では当然行うべき(犯行現場の)再現見分を実施していなかった」とも記した。


http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050218#1108686911
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050221#1108925776
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050226#1109346899
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050227#1109433675

で言及した事件ですが、栃木県警が検証結果を記載した文書が明らかになったということです。
上記のような内容は、間違っているわけではありませんが(「一部不適切」程度で済む問題だったのか、といった疑問はありますが)、例えば、再現見分を実施する場合でも、捜査官の強い誘導に基づいて行ってしまえば無意味であり、そういった点にまで踏み込んだ反省が今後に生かされないと、今後も同様の事態は繰り返し生じることになるでしょう。