「謎とき本能寺の変」(講談社現代新書)

謎とき本能寺の変

ウイニー事件公判傍聴のため、昨日、京都へ行ったので、京都関係で何か1冊読みたいと思い、以前、購入して読んでいなかったこの本を新幹線の中と京都地裁での待ち時間に読みました。
「謎とき」とありますが、各種史料に基づいて、本能寺の変が起きた動機や背景、共犯関係を探ろうとする真面目な本であり、よくできた検察官の冒頭陳述を読むようで、なかなか刺激的な内容でした。
ネタバレになるので、興味ある方は読んでみてほしいと思いますが、明智光秀が、決して私怨に基づいたり、発作的に本能寺の変を起こしたわけではないことは納得できる1冊です。