日歯連裏献金事件:27日から青木、野中、橋本3氏出廷

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050925k0000m040023000c.html

最大の焦点は、平成研の政治資金収支報告書への1億円不記載を決めたとされる02年3月の派閥幹部会でのやりとりだ。村岡元長官と青木、野中両氏、上杉光弘自治相、平成研元会計責任者=同法違反で有罪確定=が出席し、日歯連側からの領収書発行要請について、村岡元長官が「どうしたもんですかね」と発言。上杉元自治相が「選挙の年だからのう。目立つわな」と応じ、他の出席者も同調して、村岡元長官が「それでは出さないようにしましょう」と取りまとめたとされる。
しかし、村岡元長官に加え、7月に証人出廷した上杉元自治相も「幹部会で1億円のことを話し合ったことはない」と否定した。

「しかし」の前までが、検察ストーリーのようですが、「選挙の年だからのう。目立つわな」と言った人や同調した人は不問に付されて、最後に「それでは出さないようにしましょう」と取りまとめた人だけが起訴される、というのが、よくわからないですね。
あくまで一般論ですが、複数人の関与が疑われる事件で、起訴、不起訴を合理的なプロセスを経て決めないと、そこから感じられる問題性が、その後の裁判所の心証に大きな影響を及ぼし、起訴された人々に対する有罪認定に大きく影響する場合があります。