機構流ムダ金術…全職員に配布の金バッジ→延べ板に

http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050512i207.htm

機構によると、職員用バッジは以前からあったが、雇用促進事業団から雇用・能力開発機構に移行した99年、金入りの新しいバッジをつくることにしたという。約4500人いる全職員のほか、すでに退職した職員分も含め約7100個作製。費用1390万円(1個あたり1950円)は、民間企業が払っている雇用保険料から工面した。

なぜ、退職した職員分のバッジが必要なんですかね?それだけでも理解しがたいです。こんなボロい組織でも、退職者にはくだらない帰属意識があるんでしょうか。

機構は04年3月に特殊法人から独立行政法人に衣替えしたが、その際、バッジ自体を廃止することにし、「少しでも収入になれば」と金部分だけを抽出することにしたという。

現役の全職員とOBの一部から回収できたバッジは4815個で、約40万円かけて、金の延べ板10個(計約4・8キロ)を鋳造。今年1〜2月にインターネットで入札にかけたが、購入者は現れず、3月にレートに従って726万円で民間業者に売却した。売却益は国庫に返還するという。

差額は相当な金額になりますが、それだけ無駄だった、ということになります。OBについては、ごく一部しか回収できなかったようですが、返さなかった不心得者が多数いるんでしょう(中には、なくした人もいるかもしれませんが、こんな「ありがたい」金のバッジを簡単になくすとは考えにくいです)。約7100個作って、回収できたのが4815個ということは、約2300個ほど行方不明ということになります。
正に、人間の形をした寄生虫が多数うごめいているようで、非常に後味が悪く、極めて不愉快なニュースです。