不動産業界のフィクサー逮捕 庭園「何有荘」舞台 1億円詐欺容疑

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050226-00000030-san-soci

容疑者が架空不動産取引の材料とした「何有荘」は、京都市有数の観光名所、南禅寺塔頭(たっちゅう)跡地。約四千七百坪の広大な敷地は、明治時代に実業家が譲り受けた後「植治」の愛称で知られる庭造りの名人「小川治兵衛」が整備。昨年初めて一般公開され、評判を呼んだ景勝地だった。
 小高い丘をそのまま生かした庭には池や滝、種々の樹木が配置され、その中に住居部分の洋館や茶室から、能舞台、鐘楼が点在する贅(ぜい)を凝らした造り。丘の地下にはトンネルが設けられ、この庭を訪問した明治天皇が通られたとされる。

これだけ歴史と伝統に彩られた事件は、やはり、京都ならでは、という印象を受けます。事件自体もなかなか奥深いようですし、京都府警捜査2課には、こういった歴史と伝統にふさわしい、重厚な捜査を期待したいと思います。