「はてな「住所登録の義務化」撤回につきまして」を読んで

上記の表題のメールが「はてな」から来たので、一通り読んでみました。なかなか良く考えていると思いましたし、評価できる内容だと思いました。私は、仕事の関係で、こういった文章をいろいろと読む機会がありますが、

今回の検討をするにあたり、以下の2点が大きな目的であると改めて認識しました。

・ユーザーに価値あるサービスを提供すること
・社会に価値あるサービスを提供すること

利益を最優先する考え方ではなく、ユーザーの皆さんやはてなをご利用頂ける方々に喜んで頂けてこそ、はてなはその存在価値を発揮できると考えています。

多数のユーザーの声を無視し、方針転換を急ぐことは、ユーザーの皆様に価値のあるサービスをご提供することを当初想定していた以上に損なうものであると考えました。

は、特に評価できると思いました。世の中、金さえ儲かれば良い、女だって何だって金についてくる、では、人生寂しすぎると思いますし、だからこそ、こういった「志」というものは貴重でしょう。
このような考え方を忘れずに、今後も良いサービスを提供してもらいたいものです。
小倉先生は、

http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/e/8a7b6418bec6131b3507873810de85b8

と、ご不満なようですが、私は、多くの利用者を抱える「はてな」が、紆余曲折があったとは言え、このような決断をしたことは、それなりの理由があると思いますし、厳粛に受け止める必要があると思っています。
一時、「はてな」をやめて他のブログサービスを利用しようかとも思いましたが、私は、物事を真面目に考える人や組織は、たとえ問題を抱えていても応援してあげたいと思う人間なので、当面、このまま利用を継続するつもりです。
小倉先生は、

はてな民事訴訟に耐えられなくなったり、近藤さんが児童ポルノ公然陳列罪の正犯として逮捕されるなりしてはてなが倒産しても、別のBLOGサービスに乗り換えればいいだけなので、良かった良かったと胸をなで下ろしているユーザーたちも結構いるのでしょうね。

と述べられており、ユーザーの人達の考え方はわかりかねますが、「はてな」が真面目にサービスを提供していながら、「近藤さん」が児童ポルノの正犯として不当逮捕されるようなことがあれば、私としても、座視できませんから、たとえ手弁当であっても、依頼があれば徹底的に弁護したいと思います。
その時は、専門家の奥村先生にも手弁当でご参加いただきたいものです。