【詳報】「お金の誘惑に負けなければ…」闇バイトに加担した元大学生が法廷で語った“後悔” 被害者は死亡 「ルフィ」グループによる狛江市の強盗致死事件(日テレNEWS NNN) - Yahoo!ニュース
被告は石川県で生まれ育ち、大学進学をきっかけに都内で一人暮らしを始めた。親からの仕送りとアルバイト代で生活する、どこにでもいるような大学生だったという。
裁判では「自分は一切殴ってない」と話し、強盗致死の罪について、争う姿勢を示したが、検察側は「暴力を伴う強盗が計画されていることを理解しており、共謀していたことは明らか」と指摘し、強盗致死罪が成立するとして懲役25年を求刑した。
東京地裁立川支部は判決で「バールでの殴打など強度の暴行を加える可能性があることを認識しながら犯行に加担したものと認められる」として強盗致死の罪が成立するとした。
どこにでもいる、ごく当たり前の大学生が、犯罪グループに引き込まれこのような重大な犯罪に加担することになる怖さを感じます。
強盗致死罪は法定刑が重く、暴行脅迫を予め認識、認容しながら犯行に加担した以上、従属的であってもこの程度の求刑、量刑はくるものです。被告人は21歳ということですが、人間として最も良い時期を服役して過ごすことになり、その後の社会復帰にも、おそらく長期服役の影響もあって困難をきたすはずで、失われたものは大きいでしょう。
このような重大な結果が生じる前に、親や周囲の人、警察などに相談し、犯罪グループの中に身を沈めて取り返しがつかないことになる前に踏みとどまることが重要でしょう。