「PERIL(ペリル)危機」

 

昨年12月に邦訳が出た本書ですが、米国の政治状況がよくわかりそうなので是非とも読みたいと思いつつ、長いので躊躇していたのですが、意を決して読み始め、やっと通読しました。骨は折れましたが、読んで良かったと感じています。

トランプ大統領の大統領選敗北、その後の混乱、諸外国との緊張関係、議事堂襲撃事件、バイデン大統領への引き継ぎや大統領就任後のコロナ対策など、リアルに内幕(多分)が語られます。実にリアルであり、今、何が起きているか、これから何が起きようとしているのかを考える上で参考になるものがありました。

本書では、2022年の米国中間選挙へ向けて共和党民主党各陣営が対策を講じていくところで終わっているのですが、バイデン大統領は、アフガンからの撤退やウクライナ危機対応で、米国国民の指示を受けているとは見られない面があり、予断を許さないものがあるでしょう。

ボブ・ウッドワード

とも、まだきっちりとは読めていないので、この機会に通読しておきたいと考えています。