東海大菅生野球部前監督、部員への暴行容疑で書類送検 警視庁

東海大菅生野球部前監督、部員への暴行容疑で書類送検 警視庁(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

書類送検容疑は2022年8月に練習試合で訪れた他校のグラウンドで当時1年だった男子部員の尻を蹴ったほか、同年9月に東海大菅生高のグラウンドでこの男子部員の頭をバットで殴ったとしている。男子部員はすでに退学し、別の高校に入り直している。

捜査関係者によると、22年12月に男子部員の保護者が同署に相談し、同署が関係者への聞き取りなど捜査を進めていた。

この監督は56歳とのことで、59歳の私と同世代で、昭和50年代から昭和の終わり頃に野球の世界に身を置いていたはずですが、当時は、指導者が選手に、指導と称して往復ビンタしたりするのは日常茶飯事で、そういう指導を通じて強くなる、といった風潮があったと思います。決して好ましいと思われてはいなかったものの、必要悪といった感覚がまだ広く残っていました。

そういう中に身を置いてくると、児童虐待の被害者が成長して加害者に入れ替わるように、なかなかそういうやり方から脱却できない、そういう側面があるように思います。

暴力や圧力、ハラスメントを手段として指導していくのではなく、合理的な手段で、相手の納得を得つつ指導を進めていく、そういう手法が、古い世代のスポーツ指導者に求められているということでしょう。