「温かい風呂に入れない」“風呂困難者”の悲鳴…相次ぐ銭湯の廃業【北海道発】

「温かい風呂に入れない」“風呂困難者”の悲鳴…相次ぐ銭湯の廃業【北海道発】 - ライブドアニュース

函館市内には約40年前、銭湯が83軒あったが、今は18軒に減っている。
一方で、市営住宅のうちお風呂がないのは1800戸あまりで、全体の3割にも上る。

私は昭和58年から昭和62年まで早稲田大学に在籍し、大学近くで6畳1間、風呂なし、共同トイレの木造アパートに住んでいましたが(当時、既にボロボロで、その後、取り壊され立て直されました)、当時は、都内でもそういう風呂なしの共同住宅は多くあったはずで、銭湯に行くことが当然予定され、実際に、銭湯も多くありました。私が住んでいたアパートも、すぐ近くに銭湯があって、その点は便利でした。

銭湯の存在を前提とした住宅が依然として存在しているのに、銭湯自体がなくなってしまえば困るのは当然で、利用者にも適正な負担をしてもらいつつ、銭湯を公営化するとか新たに公営浴場を作るとか、対策は必要でしょう。銭湯経営者に対しては税金を大幅に安くするとか燃料を格安で国や地方公共団体から配給するといった手もあるでしょう。

風呂にも入れない人が多くいるようでは、公衆衛生上も問題であり、速やかに対処すべき問題だと思います。