「全国各地・サラリーマンでもできる"身の丈" 新築アパート投資」

 

著者の本は読んだことがなかったのですが、最新作のこれがおもしろそうだったので、買って読んでみました。

一般人向けの不動産投資の本は、とかく、物件を売りたい業者目線で、ワンルームマンションとか一棟ものとか、そういう当たれば大きくホームランになります的なものが多いですが(それを読んでその気になって外れて三振する人も多いですが)、この本の著者は、都心よりも少し外れたところで、社会貢献型アパート(生活保護受給者の入居を想定)、ガレージハウス(ガレージを併設し、職人さんが車や道具が置ける住宅)といったものを、身の丈に合った規模で所有、運営することを推奨します。また、住宅ローンが使える賃貸併用住宅(自己居住部分が主、賃貸部分が従)も紹介されています。

事業規模を広げすぎない、過度な融資を受けないというのは好ましいと感じましたし、狙いも、例えば社会貢献型アパートであれば、古家付きのような宅地を狙い、そこに4戸程度のアパートを建て、社会貢献型なので駐車場は不要、と現実的、実戦的に感じられました。

一般人の不動産投資の方向性を考える上で、1つの示唆に富むものと言えるように思いました。