反撃能力「対中国」想定せず ミサイル拠点以外も対象 公明幹部

反撃能力「対中国」想定せず ミサイル拠点以外も対象 公明幹部(時事通信) - Yahoo!ニュース

反撃の対象は敵のミサイル発射拠点に限らないとの見解を示した。同時に「外部からの武力攻撃の開始があることが大前提だ。先制攻撃とならないようにしていくことが非常に大事だ」と強調。「その時のさまざまな状況を踏まえ、必要最小限の措置ということで決めていくのだろう」と語った。

日本の反撃能力をこれから整備しようとしている状況で、与党の幹部が、こちらの手の内を明かすような言動はどうなのかと疑問を感じるものがあります。

反撃能力、抑止力を考える場合に、敵のどの部分に、どの程度の打撃を与え得る能力とするか、敵との相対的な関係も絡みますから、微妙であり、かなり難しい問題があります。憲法上の制約もあり、敵の攻撃が迫る、どの時点で発動できるのか、そこも微妙さがつきまとうでしょう。しかし、敵の武力行使の開始が必須だとか、先制攻撃はいけないとか、予めこちらの手を縛り手の内をさらけ出すような言動も、それが与党の幹部のものであれば、尚更、いかがなものかと思います。黙って念仏でも唱えておけ、と感じたのは、おそらく私だけではないでしょう。