「日本もいつ攻撃されるか」ウクライナ侵攻で募る若い世代の不安 揺らぐ非核三原則

「日本もいつ攻撃されるか」ウクライナ侵攻で募る若い世代の不安 揺らぐ非核三原則(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

「平和」が問われる夏になる。ロシアのウクライナ侵攻は100日を超え、北朝鮮弾道ミサイル発射もひっきりなしに続く。岸田文雄首相は所信表明演説で、日米同盟を軸にした安全保障を重視する一方、「被爆地広島出身の総理大臣」として「核兵器のない世界」を目指すと訴えた。

朝鮮戦争北朝鮮が南進してきた背景には、それまでの動きから、攻撃してもアメリカが反撃してこないとの情勢判断があったと言われています。攻撃の誘惑に駆られた敵に攻撃に出させない、そのための抑止力の重要性は言うまでもないでしょう。

ただ、防衛力を整備、強化すれば良いわけではなく、それ以外の面で、攻撃を誘発しない努力も重要だと思います。対立する国を単に敵視するのではなく対話の道を残し実際に対話を重ねていく、相互の互恵関係を強化し軍事的にやり合うことの双方のデメリットを相互に認識する、超大国の対立関係に過度に巻き込まれない、といったことは、地道に積み重ねていく必要があります。

終戦までの日本が、国際的に孤立を深め、特に米国との対立を深刻化したことでどうなったのか、決定的な破局を回避するためにできたことがあるのではないか、といった歴史の教訓に、今こそ改めて学び、実践していくべきだと強く思います。