専守防衛を強調=「新領域強化」最優先に―河野統幕長インタビュー

専守防衛を強調=「新領域強化」最優先に―河野統幕長インタビュー(時事通信) - Yahoo!ニュース

空母化により敵基地攻撃能力を保有することについて、「専守防衛を逸脱しない」と繰り返す一方、具体的な運用は「これから構想を立てていく」と述べるにとどめた。

 戦後日本は、それまでの日本が行ってきた様々な過ちへの深い反省の上に立っており、他国を軍事力で侵略したり積極的に攻撃したりするようなことはしないというのも、その中に含まれるでしょう。しかし、日本の独立が脅かされるような場合、全力で国土、国民を防衛するのは当然のことであり、そのためにこそ自衛隊は存在しているものです。私自身、日本が侵略の脅威にさらされたり、他国の武力攻撃を受けるような事態になれば、自衛隊に協力し、自ら銃をとって戦う覚悟で常にいます。

専守防衛」というのは、そういう意味で、日本の国是と一体となっているものであり、今後も厳然と維持されなければならないものだと私は思います。

安全保障情勢の変化に応じて、日本の対応も変わらざるを得ませんが、変わって良いもの、変わるべきものと、変わってはいけないもの、守るべきものを明確に区別していくことが、今後、ますます求められるでしょう。