大震災で助けてくれた1台の公衆電話 再三の撤去要請も、テレカで電話 抵抗続け27年

大震災で助けてくれた1台の公衆電話 再三の撤去要請も、テレカで電話 抵抗続け27年(神戸新聞NEXT) - Yahoo!ニュース

施設は電話会社から幾度も廃止を要請されながらも抵抗し、近隣の人々もテレホンカードをかき集めて存続を支える。一人一人の脳裏には、27年前の阪神・淡路大震災が焼き付いている。

かつて、携帯電話もない頃には、公衆電話は貴重な連絡手段でしたが、今やスマートフォンも大きく普及し、日頃は使う機会もなくなりました。

しかし、この記事を読んで改めて感じたのは、通常の、何も起きていない時には無用の長物みたいな存在であっても、いざ災害が起き、スマートフォンや携帯電話が不通になった際には、貴重な社会のインフラになるということでした。いつもは使われないからといって、そういう経済的な合理性だけを追求して、どんどん廃止してしまうことの愚かさを感じるものがあります。

平時だけではなく有事もある、その場合に備えて、何を維持し残しておかなければならないか、我々は常に鋭敏な感覚を駆使して考えておかなければならないでしょう。