『45歳定年制』? 進む、人材の新陳代謝

『45歳定年制』? 進む、人材の新陳代謝(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース

「定年を45歳にすれば、30代、20代でみんな勉強するんですよ。自分の人生を自分で考えるようになる」。―これまでも「最低賃金大幅引き上げ」などで世の中の議論をかき混ぜる役割を担ってきたサントリーホールディングス新浪剛史社長(政府の経済財政諮問会議議員)はこう提案した。

会社、役所といった組織は、人を結集して大きな成果を挙げる上ではよくできた仕組みで、人がそういう中で自己実現を図るのは合理的です。それと共に、人生半ばで所属する組織から強制的に放り出されてそこから伸びていける人も、全体の中ではごく一部でしょう。それぞれの意思での転職、転身は大いに行える世の中であっても、途中で強制的に放り出すことは、人々を不安にさせ安定を損なう大きなデメリットがあるように思います。組織側も、所属する人を、それぞれの年齢に応じて生かせる組織作りをすべきでしょう。

新浪発言は、人としての在り方、心構えの問題と、社会の仕組みを一体化して論じているところに問題を感じます。