スマートフォンからVRへ HTCが上海の工場を約100億円で売却

http://www.moguravr.com/htc-to-sell-shanghai-smartphone-factory/

HTC Viveは2016年4月の発売以来、全世界で使用されているPC向けのVRヘッドマウントディスプレイです。3m×4mの範囲を自由に動けるルームスケールシステムが特徴で、日本、中国などでのアーケードでも多く使用されています。
一方、HTCはグーグルのスマートフォンPixelの製造を担当しているスマートフォンメーカーでもあります。Pixelはグーグルの立ち上げたスマホ向けVRプラットフォームDaydreamの対応端末です。

HTCは、独自のUIもなかなか秀逸で、私は好きなのですが、最近は業績が振るわず良いニュースを聞きません。しかし、上記のVRはかなり評判が良く(私は高価すぎて手が出ませんでしたが)、また、グーグルのPixelの製造を担当しているということは、今でもそれだけ高い技術力を評価されているということでもあって、絞り込んだスマートフォンのラインナップとVRで生き残りを図ろうという目論見なのかも知れません。
ありふれたAndroidVRではない、スペシャルな製品を打ち出せる、ユニークな企業としてしっかり存続してほしい気がします。