田中角栄 心を打つ話 (別冊宝島 2462) 

田中角栄 心を打つ話 (別冊宝島 2462)

田中角栄 心を打つ話 (別冊宝島 2462)

最近多い「角栄本」ですが、昨年6月に発行され、今年の3月付で6刷を重ねていて、結構売れていることがわかります。それだけ田中角栄という存在が注目されているということでしょう。
エピソードや語録が、懐かしい写真も含めて色々と紹介され、やや美化しすぎというところもないわけではありませんが、田中角栄という人物の人間性や人格、魅力がよくわかる一冊になっています。田中角栄入門本としても使えそうです。
今の政治に欠けているもの、求められているものを、多くの人が田中角栄の中に求めようとしているのかもしれませんし、政治への飽きたらなさ、不満といったことの裏返しが、こうした角栄ブームとも言えるような気はします。