彼は沖縄を守った」 四軍調整官、興奮の口上 質問受け初めて謝罪

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161215-00000015-ryu-oki

「彼の行動は沖縄を守った」「あれだけの損傷で着陸を試みられたのはオスプレイの丈夫さを物語る」「事故はシステムに関係ないことをもう一度申し上げる」
身ぶり手ぶりを使った“口上”が続いた後、謝罪の言葉が出たのは開始から25分後。「誠に遺憾で、申し訳ない思いだ」。記者からの「謝罪はないのか」との問いに引き出される形だった。

この四軍調整官閣下の軍歴を、米軍のサイトで見てみたのですが、イラクアフガニスタンなど最前線での勤務歴も豊富で、相当に優秀な海兵隊将官だな、と感じるとともに、上記の記事の発言に、政治的なセンスにいささか欠けるものがあるということも感じました。沖縄でこういう地位にあるべき人物とは思いにくいですね。
事故の原因については今後の究明に待つ必要があり、また、米軍の将官としてオスプレイの有用性や事故の影響を最小限にとどめた(ようです)乗員の手腕を褒めたい気持ちはわからないではありませんが、元々、安全性に強い不安が持たれているオスプレイの、それも沖縄での事故ですから、県民感情や国民感情に配慮した発言ができたはずでしょう。政治的センスのなさが無用な軋轢、反発を生んでしまった例だろうと思います。