オスプレイ配備計画 政府は米国の代弁者か

http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh201206300093.html

そもそもオスプレイに関し、米軍の言い分が信じられるのか。開発段階を含めて大きな事故を繰り返し、乗員30人以上が死亡している。エンジン全停止の場合の緊急着陸機能に欠陥があると米国内での指摘もある。
それでも国防総省は安全と言い張る。4月にモロッコで起きた墜落死亡事故も機体の欠陥ではなく「操縦ミス」という。しかし危険性とはパイロットの技術を含めたもののはずだ。

まったく同感ですね。機体そのものに欠陥がないとしても(あくまで仮定ですが)、操縦が難しく事故を起こしやすいとか、難しい操縦をこなせるパイロットが不足している、といった事情があれば、やはり事故の危険性は高いでしょう。
普天間飛行場をはじめ、日本では、住宅密集地の中に、あるいは隣接して、米軍の飛行場が存在していることが多く、そういった場所付近で墜落事故が起きれば、大惨事になることは確実です。周辺住民が強い不安を覚えるのも当然なことで、日本政府は、米国の使い走りになるのではなく、国民の利益を優先し、少なくとも十分な安全性が確認されるまでは配備停止を求めるなど、毅然と対応すべきでしょう。
誰のために、どちらを向いて仕事をしなければならないか、ということを、もらったボーナスの原資がどこにあるか、ということでも思い浮かべながら、よく考えてみるべきです。