映画「激動の昭和史 沖縄決戦」

まだ観ていなかったので、先週、71回目の沖縄慰霊の日を迎えたこともあり、思い立って観てみたのですが、戦争映画としての質、レベルの高さに感服しました。もっと早く観ておけば良かったと思いました。
沖縄戦の主力であった陸軍第32軍の視点で描かれていて、私も知る、一般的に知られている史実をきちんとたどりつつ、軍関係だけでなく沖縄県民の懸命な働きや悲惨な状況も描いていて、1971年当時によくここまでの作品を作ったものだと思いましたし、翌年の沖縄本土復帰を目前にして、関係者の並々ならぬ熱意がこの作品の質、レベルを更に高めたのではないかと感じられるものがありました。
語弊を恐れずに言えば、沖縄県民が、日本の勝利のために全県民を挙げて献身的に協力したことは、日本国の歴史上、永遠に語り継がれる必要があり、その歴史を十分に踏まえた日本国でなければならないということを強く感じました。