https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180421-00010000-abemav-soci
今ではリゾート地として知られる沖縄県だが、第二次世界大戦における“沖縄戦”では、沖縄県民のおよそ20%、つまり、5人に1人もの命が失われた。1972年に本土復帰してからも、多くの米軍基地が残っている。歴史と現状をどう伝えていくか記者の手腕が問われている。
沖縄は、日本本土で唯一、地上戦が行われた地であり、「鉄の暴風」と言われる猛烈な攻撃にさらされ多くの犠牲者を出しました。その上、戦後も長く米国の施政下に置かれ、今なお多くの基地が存在して県民の大きな負担となっています。そのような現実を、過去から今に至るまで目の当たりにしている地元メディアが、県民に寄り添った報道をするのは必然的なことであり、その寄り添いが共感できないからと言って(そういう共感力の低さこそ問題なのですが)偏向呼ばわりするのは良くないと私は思います。
沖縄戦当時の海軍司令官だった大田中将は、海軍次官宛の訣別電で(赤字は落合によるもの)、
是ヲ要スルニ陸海軍部隊沖縄ニ進駐以来終止一貫勤労奉仕物資節約ヲ強要セラレツツ(一部ハ兎角ノ悪評ナキニシモアラザルモ)只々日本人トシテノ御奉公ノ護ヲ胸ニ抱キツツ遂ニ□□□□与ヘ□コトナクシテ本戦闘ノ末期ト沖縄島ハ実情形□一木一草焦土ト化セン
糧食六月一杯ヲ支フルノミナリト謂フ
沖縄県民斯ク戦ヘリ
県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ
と打電して自決しました。この大田中将の訣別電に共感する、沖縄の人々の気持ちに徹底的に寄り添っていく、それができるのが日本を愛する、真の愛国者であると私は信じて疑いません。