沖縄戦から68年 慰霊の日

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130623/k10015509121000.html

昭和20年の沖縄戦では、住民を巻き込んだ激しい地上戦の末、20万人を超える人が犠牲になり、沖縄県民の4人に1人が命を落としました。
6月23日は、沖縄戦で旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる日で、沖縄県が「慰霊の日」と定めています。

沖縄戦からは、様々な貴重な教訓が引き出せるでしょう。戦略で敗北している状況下において戦術で挽回することはできないことや、一つの地域が激戦の下に置かれれば殺傷能力が高い兵器が使用される中で非戦闘員にも甚大な被害が生じること、そして、他国の軍隊による占領、統治が続けば続くほどそこに住む人々が難渋を強いられ苦しむ、といったことは、日本の歴史の中で沖縄に起きたこと、教訓として銘記されるべきであると思います。
過去に起きてしまったことは取り返しがつきませんが、未来に起きようとしていることは、完全にはコントロールはできないものの何とかできる部分もあります。日本政府は、沖縄の置かれた現状やそこに住む人々の持つ不満、要望を、単に美辞麗句でごまかすのではなく、あるべき沖縄の姿について、明確なビジョンを持ち、万難を排して、それへ向けて施策を推進するべきでしょう。