若者の○○離れ、50代男性「単にお金がないだけだと思う」

http://news.livedoor.com/article/detail/11497497/

恋愛離れに車離れ、酒離れ、新聞離れ、ゆとり世代、さとり世代……。ありあまるパワーの塊のイメージなのに、とかく消極的でネガティブな傾向ばかり謳われる昨今の若者たち。

私が司法修習生になったのは昭和62年(1987年)、修習を終えて検察庁に入ったのは平成元年(1989年)ですが、当時は、まだ終身雇用が当然という日本社会で、若い時は給与が低く抑えられてはいるものの安定はしていて、そういった安定の中で、将来に備えて地道に勉強したり自分なりに趣味を持ったりと、そういう若者が多かった印象があります。良い車に無理をしてでも乗るという若者が多く、それでお金を使い果たすような人も、私の知っている中にいましたが、そういうことができるのも、先が見える安定感があったが故という気がします。
今や、そういった安定感もなく、社会や自分の先行きもなかなか見えず、できるだけお金をかけない、のめり込まないという、そういうライフスタイルが主流になっている、そういう面はおそらくあるのだろうと思います。
良いとか悪いとか、そういう問題ではないのですが、社会の活力が失われているような、将来の日本はどんな日本になるのだろうかと、あまり明るく前向きな気持ちになれない、そういうものを感じます。