<名古屋家裁岡崎支部>裁判官寝坊で期日取り消し

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141025-00000048-mai-soci

審判が始まる午前10時を過ぎても姿を見せず、連絡もつかなかった。書記官は代理人弁護士に対し「別の裁判が長引いている」と説明したという。

書記官は「当初、裁判官が来ていないという事実を伝えることにちゅうちょした。その後も当初と異なる説明をすれば当事者が混乱すると思った」と釈明しているという。

法曹も人間なので体調が悪いとか寝坊するとか、スケジュールを間違うといったことはあり、そいういうことは裁判官だけでなく検察官にも弁護士にもありますから、迷惑をかけないように注意しつつ、そういうことが起きてしまって、気づいたらすぐに連絡してリカバリーする、ということが大切でしょう。報道を見ていると、今回、これだけ事が大きくなってしまった原因として、別の裁判が長引いている、といった、言い訳にしては行き過ぎた嘘がつかれたということがあったようで、相互の最低限の信頼関係がないと、こうしたぎすぎすしたことになってしまうので、他人事ではないなと感じました。
かつては、法曹人口も少なく、良くも悪くも仲間意識のようなものがあって、こうしたことが起きても思い切り事を荒立てるということはなかったように思いますが、この世界も徐々に変わってきたな、ということも感じます。