非効率な裁判制度を抜本改革へ メキシコ

http://sankei.jp.msn.com/world/america/080110/amr0801100004000-n1.htm

メキシコの刑事法廷には判事や陪審員、傍聴人はいない。机1卓と1人の書記官、1つの格子付き窓があるだけ。殺風景な警察官の執務室に似た場所で、弁護士は証人を尋問しなければならない。しかも、弁護士と証人は直接対話することが禁止されており、質問内容をコンピューターに入力した書記官が口頭で証人に問い直す形がとられる。検察、弁護側双方の意見はすべて書類にされ、これを読んだ裁判官が独自に裁定を下す。このため、米国では1週間ですむ軽犯罪でも、判決が下るまでに数カ月を要するという。

裁判、というよりも、極めて非能率、非効率な役所仕事、という印象を受けますが、なぜ、このような制度が今まで改革されずに来たのか、不思議でなりません。
メキシコは、歴史遺産に恵まれ、行ってみたい国の一つではありますが、治安の悪さにはかなりのものがあるようであり、その上にこの裁判制度ということで、フグは食いたし、命は惜しし、という心境になってしまいます。