有期刑20年に厳罰化=改正少年法がきょう成立

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201404/2014041100067

現行の少年法は、犯行時18歳未満の少年について、無期刑とすべき場合10〜15年の有期刑に減刑できると定めているが、改正法はこの上限を20年に延ばす。また、不定期刑で現在最も重いのは「5年以上10年以下」だが、改正法では「10年以上15年以下」を言い渡すことができるようにする。

従来の少年法は、少年の可塑性を重視し、上記のように刑を軽減していましたが、凶悪重大な事件については、軽減が行きすぎて軽きに失していた面があって、そこを是正した今回の改正には評価できるものがあると思います。ただ、少年は、その可塑性故に、良い方向へ大きく変わる可能性も持っていますから、長期服役になった場合も、服役の在り方で少年院での処遇の良い面を取り入れたり、仮釈放について機械的、画一的に運用するのではなく服役状況が良好で改善更生が顕著な者には思い切って早期の仮釈放を認めるなど、少年の特性に沿った運用が求められるのではないかと思います。そういったところも、今後、運用面でうまく取り入れてもらいたいと思います。