http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130709-00000047-mai-soci
在任中の2011年3月に東日本大震災と原発事故が起こり、現場対応に当たった。同年12月に退任。12年7月に脳出血で緊急手術を行った。
吉田元所長を含む、当時の福島第一原発にいた東電関係者を、いたずらに英雄視、偶像視することは慎むべきだとは思いますが、彼らが、危機的な状況で必死に、懸命に努力したことが、最悪の事態を招くことを避けられた大きな原因であったことは疑いようがないでしょう。吉田元所長は、まだ58歳であったということで、原発事故への対応がその死期を早めた可能性は、やはり高かったように思われます。これは、一種の戦死だろう、と、しみじみと感じられます。御家族には、人類の歴史上、稀有な事態の中で、吉田元所長が果たした大きな役割、貢献ということを、是非、大きく誇りに思っていただきたい、という気がします。
あの当時のこと、その後のことを、めくるめく思い起こしつつ、御冥福をお祈りします。