新卒離職率が低い、ホワイト企業トップ300

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130401-00013467-toyo-bus_all

定着率の高さは働きやすい会社のポイントとされる。先週相次いで紹介したCSR企業ランキングでも、新卒定着率は人材活用の重要な評価項目の1つだ。

労働条件が悪く、離職率の高い企業を就活学生は「ブラック企業」と言うが、これに対して、定着率100%のこうした会社はブラックの反対、“超ホワイト企業”と呼んでよさそうだ。

24年前の今頃、私は、間もなく採用される検察庁での生活に、不安を持ちつつも期待を持って胸を膨らませて(?)いました。同期で検事に任官した人は、私を含め51名いましたが、そのうち2名は、その後、懲戒免職になり(1人は取調べ中の暴行事件で起訴され有罪判決が確定、もう1人は犯人隠避事件で1審有罪となり控訴中)、現在も残っている人はどれくらいでしょうか、結構、辞めた人もいて(私もその1人ですが)、残っているのは半分強、といったところではないかと思います(もう少し多いかもしれません)。その意味で、検察庁は、ブラックではないもののホワイトでもなく、中間の「グレー」あたりでしょうか。
確かに、人の定着率が高い企業、組織は、それだけそこにいたいという人が多いわけですから、一応、働きやすいという評価は可能でしょう。ただ、高い定着率の背後にあるものが、ぬるま湯のような環境、向上しない、できない人々の群がりの結果、スキルが身につかず辞めるに辞められないが故の定着、といったことであるかもしれず、定着率が高ければ個々のメンバーの自己実現も高くなるのか、というと、それは何とも言えない気がします。
今日は、各地で入社式などが行われ、ニュースでも明るい表情の若者が映し出されていて、24年前の、24年後にどうなっているかを知らなかった自分たちのことを思い出していました。