Facebookのプロフィール画像で270万人が同性婚支持を表明

http://news.nicovideo.jp/watch/nw567585

26日に始まった審理は、同性婚を禁じたカリフォルニア州憲法が合衆国憲法に違反するかどうかを問うもので、判決が出るのは6月以降になるとみられている。
Facebookは3月30日、このバーチャルデモ行進の参加者数やその傾向を分析した結果を発表した。HRCの呼び掛けを受けてプロフィール画像を変更したとみられるユーザーは約270万人。年齢では30歳前後のユーザーが最多で、男性より女性が多いという。
Facebookは「長い間、人々が何かの目的のために決起しても、実際に肩を並べてデモをしなければ、その影響力の大きさははすぐには見えなかった。だが今では、オンラインで広まる思想をかつてない詳細さで見ることができる」としている。

この問題はアメリカでかなり激しく議論され、アメリ最高裁がどういった判断をするかも相当微妙な状態のようで、正に国論を二分する状態になっていますが、これだけの膨大な数の人々が、こうした方法で同性婚支持を表明するのは、ネット社会ならではのことだと思います。
日本でも、今後、伝統的な家族観、結婚観にしばられない、自由な生き方をしたい、そのために法制度を刷新、整備してほしい、といった流れが徐々に強まることが予想されます。個人の尊厳を最大限に尊重する社会は、多様性を最大限に認める社会ということになりますから、現行憲法の理念を前提にするのであれば、そうした流れに、より対応できる憲法改正も検討しなければならないでしょう。憲法改正というと、勇ましい、国家はこうあれ、といった議論が派手に展開されがちですが、人々の生活に密着した、こういった分野での議論も進めておかないと、人々の意識や生活からかなり遅れた憲法になってしまう、という恐れもあります。現在のアメリカでの問題の在り様、議論は、遠い他国での他人ごとではない、という意識を持つ必要があると思います。その意味で私も同性婚問題の行方には注目しています。