ETV特集「死刑裁判の現場 ある検事と死刑囚の44年」

http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2010/0530.html

先日、

裁かれた命 死刑囚から届いた手紙

裁かれた命 死刑囚から届いた手紙

を読み、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20120326#p3

とコメントしましたが、その元となったETV特集も、遅ればせながら観ることができました。
淡々とではあっても、やはり映像には、文字とは違った強いインパクトがあり、死刑囚が、獄中で作業をしてためたなけなしのお金から500円札を、せめてものお礼にと担当弁護士に送ってきた、その古ぼけた500円札の映像には、胸を打つものがありました。
死刑制度の持つ峻厳さ、重みや、この死刑囚のように、死刑執行後、これだけの長い年月が経過しても、死刑が執行されたことに釈然としないものが今なお残る、その割りきれなさ、といったことも、今後、自分の心の中に常に留め置いて考えなければならない、ということを感じました。