http://mainichi.jp/select/today/news/20110811k0000e040076000c.html
広島県は１１日までに、フジテレビ系の連続ドラマでアイドルグループ「ＡＫＢ４８」の前田敦子さん（２０）が着ていた「ＬＩＴＴＬＥ ＢＯＹ」（リトルボーイ）と書かれたＴシャツについて、「広島に投下された原爆の通称で、苦情が寄せられている。配慮してほしい」と同社に申し入れた。
私は、広島出身なので、幼い頃から原爆の話は聞いて育ち、「リトルボーイ」と聞くと、ぐっと胸に迫るものがあります。ドラマ関係者は、気づいていなかったものと思われますが、放映が8月7日と、原爆祈念日の翌日で、なぜ、この時期にこういうものを着ているんだ、と不快な思いをした人がいたことは、理解できるものがあります。
似たような事例としては、放映したCMが、カルチャーや考え方の違いから、一定の人々にとっては不快なもので、クレームがつき放映中止になった、というケースも過去にはありました。
日頃から歴史について学んで慎重に行動しておかないと、なにげない行動が、人によっては傷つけてしまったり不快な思いをさせたりすることがある、という、1つの教訓として捉え、今後に生かしたいものです。
