売れっ子茂木、勝間、池上… 「出し過ぎ」批判に反省した人

http://www.j-cast.com/2010/09/05074641.html?p=all

この店長は、ブックファーストの埼玉・川越店の遠藤晋さん。情報サイト「一個人」のブログ「心に残った本」で2010年8月12日、遠藤さんは、売れっ子の本が大量に出回る「書店バブル」が起きていると明かした。
遠藤さんは、脳科学者の茂木健一郎さん、経済評論家の勝間和代さんに続いて、キャスターの池上彰さんのバブルが続いていると指摘。書店バブルでは、本の作りが雑になって内容が薄くなったり、次第に人生論、精神論、さらに対談ものへと迷走したりするとした。その結果、本の質が落ち、著者まで蝕んでいくと言うのだ。

私は、記事に出ている人達の本には興味を感じず、読んだことがないので、「本の質が落ち、著者まで蝕んでいく」状態になっているのか、よくわかりませんが、こういった傾向は今に始まったことではなく、昔からあって、一発当たったからといって第2弾、第3弾と著作が出るにしたがって質が下がるというのは、よくあることではないかと思います。それだけに、読者側としては注意が必要でしょう。
紙の書籍から電子書籍へ、という流れの中で、紙の書籍が売れず、数少ない「売れる」著者に依存してしまう、粗製濫造になりがちになる、という傾向が生じるのは、無理からぬと感じられるものがあります。新たなビジネスモデルを早期に確立しないとまずいだろう、という気がします。