元執行役が不正主導か メール削除に関与 振興銀事件

http://www.asahi.com/national/update/0613/TKY201006120415.html

金融庁関係者によると、振興銀側の窓口は融資企画担当の執行役が務めていた。執行役はSFCGの財務担当幹部に、1カ月後の買い戻しや高額な手数料を要求し、出資法違反にかかわる内容のメールをやりとりしていた。SFCG側も出資法に抵触することを認識していたという。
金融庁が昨年5月に立ち入り検査の実施を振興銀に通知した直後、執行役はSFCG側と交わした自分のメールも含め、多数のメールの削除に関与したという。

今後の流れとしては、検査妨害事件を「入口」事件として、押収した証拠品の分析や関係者の任意取調べを先行させ、上記の記事にもある出資法違反事件を「出口」事件と捉えて、身柄事件として進めて行く、という展開になりそうですね。
SFCGについては、破綻の前後における資産の処理(債権の売却もその中で行われていますが)を巡り刑事事件としての立件も視野に入れた捜査が進んでいる可能性が高く、捜査としては、「日本振興銀行・SFCG事件」として進んで行く可能性が高いのではないかという印象を私は受けています。