誤判断:救急隊が引き揚げ…「死亡」男性、検視室で目開ける−−埼玉

http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2010/02/11/20100211ddm041040124000c.html

市消防局によると、10日午前9時40分ごろ、「同市西区の屋外ゲートボール場で、男性が冷たくなっている」と付近の住民から110番があった。男性は布団にくるまった状態で、市桜消防署大久保出張所の救急隊長(52)と救急救命士の隊員(41)は、あごや両腕の硬直など外観から「死亡」と判断。声を掛けながら肩をたたいたり、口元に耳を近づけて呼吸の有無を確かめるなど、初歩的な確認を怠った。

検視室で目を開けたのを発見した人(警察官?)は、かなり驚いたと思いますが、古くから、死亡と判断された人が葬儀中に息を吹き返した、といった話はかなり多いことが、かつて読んだ本に書いてあったのを覚えています。悲惨なのは、そのまま埋葬され棺桶の中で息を吹き返したような事例で、後に、棺桶を掘り出し蓋を開けてみたところ、棺桶の中で苦しみ抜いた形跡があった、という実例もあるということも、読んだ本では紹介されていました。
救急の初動にあたって、慎重な判断が行われているとは思いますが、こういった過誤例は、さらなる慎重さを促進する方向で参考にしてほしいものです。