旧軍人の銃押収最多 『遺品整理の時期』

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010011302000052.html

軍事史家の熊谷直さんによると、軍用拳銃は戦時中、幹部は自ら購入して使用し、兵士は任務に応じて貸与を受けていた。多くは終戦時に連合国軍に差し出され、回収されたが、一部は自宅に保管されるなど回収から漏れたという。
回収から漏れた拳銃は、家庭の天井裏や倉庫などに眠り続け、旧軍人が亡くなって家族が形見の整理や引っ越しの際に見つけることが多いという。

記事にもあるように、戦前、将校以上の軍人は自費でけん銃を購入していたということで、安価なものではなく愛着もあるだけに戦後も密かに持ち続けた例が少なくなかったことが想像できます。
以前、ある地検で勤務していた際、警察が、記事にある14年式であったと記憶していますが、押収した案件を経験したことがありました。その案件では、所持していたのは比較的若い男性であり、旧軍人の手元にあったものが流出して悪用されるといった恐れもあるように思われます。
遺品整理中などで、こういったものを発見したら、そのまま放置せず警察に届け出るようにすべきでしょう。