暴力団から押収した拳銃、過去最少の98丁

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110217-00000326-yom-soci

ピーク時の1割弱で、暴力団が警察との対決姿勢を強め周辺者から捜査情報が得にくい上、竹やぶの地中や貸倉庫など、隠し場所が巧妙化していることが背景にあるという。
昨年押収された拳銃の総数は397丁で前年より10丁少なく、71年以降の40年間で最少。銃器マニアなどがインターネットで売買したケースなどが目立ち、暴力団関係者からの押収は全体の25%にとどまった。

以前は、押収した銃器の数が少ないと、焦った警察が、暴力団関係者と取引し、例えば余罪を握りつぶす見返りにけん銃等を出させるといったことがありがちでしたが、大きく問題になるなどして、根絶されたかどうかまではわかりませんが、そういった事例は以前よりかなり減ってはいると思います。そういった事情や、記事でも指摘されているような事情があって、押収数が減っているのでしょう。
暴力団抗争は減っていますが、暴力団の本質は、必要があれば暴力を使って敵対する勢力を圧倒することにあり、そのための武器は、日頃から確実に備えているものです。いかにして押収に結び付く情報を得て行くかということが、警察にとっては今後の大きな課題でしょう。