銀座・1号乗り場、客待ちタクシーずらり 苦情も絶えず

http://www.asahi.com/national/update/1219/TKY200912190210.html
http://www.asahi.com/national/update/1219/TKY200912190210_01.html

忘年会シーズンを迎えた業界では、各社が交通整理の要員を派遣。列の最後尾などに配置して1キロ以上の列ができないように目を配るが、台数が多すぎて整理しきれない。「運転手はみんな、昨年より平均で2割ほど売り上げが落ち込んでいる。いいお客さんを乗せたい気持ちはわかるし、複雑です」

時々、タクシーに乗って、運転手と話すと、乗客が減った、売上げが減った、大変だという話題になることが多いですね。
原理的な(?)自由至上主義者は、市場で見えざる手が働いて、需要と供給のバランスがとられるかのように言いますが、タクシー業界を見ていると、これだけ需要と供給のバランスが崩れてしまっても、見切りをつけて他の仕事に転じるという動きにはつながらず、かえって、過剰になってしまっている供給側がますます仕事にしがみついて離れない、ということになっていることがよくわかります。こういった人間の不合理な心理、行動といったことは、今後、さらに分析、検討される必要があるように思います。
弁護士の業界も、需要は増えないのに供給ばかりが増えている状況ですが、こういったタクシー業界と似たような状況に、今後、ますますなって行く可能性が高いでしょう。