30人が冥福祈る…坂本弁護士一家殺害事件から20年

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091103-00000944-yom-soci

坂本さんの妻、都子(さとこ)さん(当時29歳)が事務所に勤めた経験があり、事件当時、一家の救出活動に携わった宇都宮健児弁護士は、「事件は昨日のことのように感じる。もし、(当時1歳の)長男の龍彦ちゃんが生きていたら、立派な大人になっていたはず。本当にむごい事件だった」と話した。

あれから20年たったことに、歳月の流れというものを感じます。当時、私は新任検事で、東京地検で右も左もよくわからないまま夢中で働いていたものでした。
その後、平成7年になって、坂本一家事件捜査班の片隅に組み入れられましたが、犯行当時の状況を供述調書で読んで、暗然とした気持ちになったことが思い出されます。1歳の龍彦ちゃんにとっても、坂本夫妻にとっても、この20年というものがあれば、実もあり花もある充実した人生になっていたことでしょう。関係者の残念な気持ちがよくわかる気がします。事件から20年目を迎え、心よりご冥福をお祈りしたいと思います。