オンラインショップやオークションの利用に不安を感じているユーザーは8割強

http://japan.internet.com/research/20091013/1.html

「特に不安に感じていることはない」との回答は193人(17.9%)となっているので、オンラインショップ、オークションの利用に何らかの不安を感じているユーザーは8割を超えていることがわかる。

ネット通販やネットオークションで、第一次的な責任を負うのは各店舗、各出品者ですが、運営者(例えばヤフーのような)は、莫大な利益を上げていながら何か問題が起きると、本質的には場所貸しにすぎないと逃げがちで、利用者としては不安が解消されないし、不満を感じるものですね。
私自身、運営者側の立場で仕事をしていた当時は、運営者側に大きな問題がある、という意識を持つことはありませんでしたが、そういった立場を離れ、

ヤフーショッピング内にある問題のある店舗
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20090513#1242210596

といった経験もしてみると、消費者をきちんと保護して行くために、運営者には、現実的に可能な範囲内で、得ている莫大な利益に見合う義務、責任を法的に負わせないと、長い目で見た場合のこの分野の発展に結びつかないのではないかという印象を、現在は強く持つようになっています。
消費者保護法制の中で、こういったネット上の運営者というものをきちんと法的に位置付けた上で義務、責任を明示して行くということも、今後は積極的に検討すべきでしょう。