http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090925-00000114-jij-soci
福知山線脱線事故を調査していた国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(現運輸安全委員会)の山口浩一元委員(71)が、JR西日本の山崎正夫前社長(66)に公表前の事故調査報告書案を漏らした上、委員会審議で報告書案の修正を求めていた問題
特別職公務員に当たる委員は、罰則のある国家公務員法上の守秘義務違反の適用を受けず、利害関係者との接触を禁じた国家公務員倫理法に基づく規定も適用されない。
「ATSあれば防げた」の削除要請=飲食接待や報告書案漏えいも・福知山線脱線
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200909/2009092500353&rel=y&g=soc
によると、飲食の接待や物品(たいした物ではなかったようですが)の供与があったようですが、特別職とはいえ公務員に対するものである以上、贈収賄罪の成立が問題になるのではないかと思います。上記の記事にあるような報告書案の修正を求めることは、委員の職務権限に直接関わるものであると考えられ、そういった行為が具体的な依頼に基づいていれば、単純収賄にとどまらず、受託収賄罪の成立ということも視野に入ってくるでしょう。
今後の捜査機関、特に神戸地検の動きも注目されます。