ドラマ「検事朝日奈耀子8」の撮影立ち会い

10月31日午後9時から、テレビ朝日系「土曜ワイド劇場」で放映予定ですが、撮影が開始され、昨日は午前中から夜まで、東映の大泉撮影所で行われた、主に検事室内での撮影に立ち会ってきました。
検事室のセットは、スタッフによる事前の調査が行き届いていた成果と思いますが、リアルに作られていて、私も時々行く東京地検のそれをかなりリアルに再現していると感じました。私が今まで見た中では、最高の部類に属する出来と思いました。
検事役の眞野あずささん、検察事務官役の内藤剛志さんを中心に、撮影はてきぱきとした感じで進みましたが、朝日奈検事が担当する事件がかなりの難事件であり、このような事件や被疑者に対する検事の姿勢、接し方といったことについて、撮影の途中、眞野さんからかなり核心を突いた質問があり、日本において様々な問題を指摘されつつも検事(検察官)が果たしている役割や、現場の検事がこういった事件に取り組む場合の考え方などについて、私の経験も踏まえつつ、しばしお話ししました。今回が第8作目ということで、眞野さんのこの作品への熱意は相当高く今まで形成してきたイメージを大切にしつつかなり真剣に役作りをしているという印象を受けました。
今年の春から夏前にかけては、TBSドラマ「スマイル」の撮影立ち会いで、何度か緑山スタジオへ行きましたが、大泉撮影所の雰囲気や撮影の進め方には、また違ったものがあって、いろいろな経験ができ私自身にとっても収穫があるものと感じました。
ドラマ「検事朝日奈耀子」には根強いファンが多いようですが、かなり期待できる作品になりつつある、とだけ申し上げておきます。